野津晋也「別の謎」
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野津晋也「別の謎」

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※送料別。配送は宅急便での着払いとなります。 ※額代込み 2020 紙、インク、ガッシュ、水彩、パステル、鉛筆 25.7 x18.9cm 【2020年9月「絵画を考える ー水を描くー」展示作品】 ●作品コメント こちらとあちらの境界に横たわる水域。流れおちる先は彼方の幻想か? ▼作家インタビュー 「水を描く」というテーマで展覧会へのお誘いをいたしましたが、初めに何を想いましたか?   水辺のそばで育ったせいか、これまでの作品にもたびたび「水」にまつわる要素が現れてきました。「水を描く」ということと私のあいだには、因縁めいた親和性があるように思います。 ●本テーマで取り組んだ新作について、どのように取り組まれましたか?  「水」についての私の印象は、流れる、溢れる、不定形な、そして濁流のように不透明で渦巻くものなどです。どちらかと言うと、水の負の側面に特化しています。 このような水に関する私的な要素と複数の風景や像を画面の中に併置することで、そこに新たな知的解釈が促されるのではないかと考えております。 ●展示作品のこと、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。  さまざまな描画材料による「黒」の色味や質感の違いに興味をもっております。画面の中でそれぞれの「黒」が引き起こすある役割。それが「水」を暗示するのかどうか、その行方を探しております。 ●あなたにとって「絵画」とは何でしょうか。  恐らく、私の中には一つの「欠落」があります。長方形のチーズ片を少しだけ齧ってできたようなわずかな欠落です。自己免疫によるものかどうかはわかりませんが、その欠落をどうにかして元のかたちへ取り戻そうとしています。日々、その欠落したところへさまざま事柄が引っかかってくるのですが、欠落部の形状はいびつで、なかなかピッタリとは整合しません。だからこそ、それを取り除き、新たにその鋳型に合致する事柄を探しだすはめになるのです。しかも困ったことに、その引っかかった事柄は"ある種の偏り"が無視できないときています。  ただここで考慮すべきは、取り除き、次第に内部へ堆積してくる"ある種の偏り"をどう処置するのか、ということです。堆積し偏った事柄の渦に飲み込まれそうになりながらも、ある日藁をも掴む想いで、目の前の紙へ筆をおろし、それを可視化してみようと思いいたったのです。  私が排除しようとした"ある種の偏り"。実は、それこそがすべての「発端」だったのかもしれません。 ●コロナ禍ではございますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。  11月下旬に個展を予定しております。ひとまず現状はそこへ向け、引き続きの制作となります。コロナ禍への"魔除け"としての礎となりますように。 ●略歴 1969 島根県松江市生まれ 1992 鳥取大学農学部農林総合科学科卒業 2000 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 2002 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了   2019 個展「指の銀行」 アートギャラリー環  (東京)    「絵画を考える  ―音を描く―」 工房親  (東京) 2018 個展「ふくら芽」 アートギャラリー環  (東京) 2016 「絵画を考える  ―作家のフィールド―」 工房親 (東京) 2015  "CORRESPONDENCE LANDSCAPE"  工房親 (東京)              他展示多数